胡蝶蘭

チバエ

今回の胡蝶蘭は千葉雅亮氏が1994年にベトナムで採取し1996年、
遊川知久博士によってチバエの名称が付けられ、
新種として認定を受けました。
千葉氏は「胡蝶蘭の原種」という著書を出版しています。
胡蝶蘭の原種に興味のある方は一度ご覧になって下さい。

 

チバエは胡蝶蘭の近縁種のキンギディウムに似た特徴を持っています。
花はオレンジをベースに茶色の斑が入り、
模様は不規則に表されています。
花は1cmぐらいと非常に小さいが、
数はかなりの数が咲いてきます。
株が充実してくると分枝し輪数も増えてきて、
全体に花が回転するように咲いていきます。
葉の色は濃緑色で、
表面部分の基部と先端は赤みがかった色を付けます。
胡蝶蘭として強健というわけではないが、
比較的育てやすい分類に入りますが、花が小さく色も地味なためか、
人気が高いとは言えず、栽培されている数量も多くありません。
その為、入手が難しい場合もあります。

 

しかし、自家交配をした場合の発芽率は
他の胡蝶蘭と比べても決して悪くなく、
むしろ難発芽性は見られなかったと言えます。
雰囲気的には、和のイメージに合い日本的なこと、
発見者が日本人であるということから、
和風の胡蝶蘭が好みの方には人気があるようです。
自家交配した場合には、葉の変異も確認されています。
葉の形状が異常に細くなり、針のようになってしまう。
これについては栽培を試みているようですが、
現在のところ、培養に成功しているとは言えない状況でのようです。

 

特徴的な胡蝶蘭なので、
購入する場合も特に間違えた、ということもないでしょう。
日本人としては一度手に入れたい胡蝶蘭ではありますね。