コクレアリス
今回はコクレアリスという品種についてご紹介します。
コクレアリスの原産地はマレーシアとなっており、気温は25℃以上、湿度は80%以上の高温多湿な地域に生息しております。最近では野生のコクレアリスを見る事はほとんどできないらしいのですが、台湾では無菌な実生苗の培養が成功している為、手に入れる事は難しくありません。
コクレアリスの花は大きさが約4cm程度で、色は全体的に強めの黄色から薄めの緑色したものが存在し、個体によって側ガク片に薄茶色をした斑点があったりなかったりします。また、側ガク片には丸みをおびた物もあれば、とがったような形のものも存在します。ごく稀にではありますが、脊ガク片に斑点が入っている個体もあります。
葉は胡蝶蘭で一般的な厚手の葉で、大きさは長さが20cm程度、幅が5cm程度の小さめな葉です。しかし、胡蝶蘭の葉によくみられる葉の照りがありません。専門家がこの葉を見ても、他の種と判別できない事が良くあります。
リップには少しへこむように8本の茶色いストライプが入ります。このストライプは個体差でストライプの本数が違うと言うのは確認されておらず、もし本数が違うものがあったのなら、コクレアリスと同じ胡蝶蘭の原種で形も似ている、クンストレリやフスカタといったものである可能性が高いです。形が似すぎている為、専門家もこのストライプの本数を見て何の種類を判断しております。ちなみに、このへこんだストライプの斑点が「コクレアリス」の名前の由来となっており、スプーンのへこんだ部分に似ている事から付けられました。